サポート校を選ぶときのポイント

こんにちは!「埼玉からの通信制高校情報通信」の榊原です。

自宅学習がメインとなる通信制高校では、自分でスケジュール管理をして勉強をすすめていかなければなりません。そのため、自由な時間が多いことでついつい怠けてしまったりして、気づいたら全然単位を修得できないまま3年経ってしまったということも少なくありません。

そのようなことにならないように、通信制高校に通う生徒の学習面や精神面を支援するための施設として「サポート校」というものがあります。

サポート校では、レポートや課題の進捗状況を確認してくれたり、精神面についても支援してくれるため、自分管理に自信がなかったり、独学が難しいという人にはおすすめです。

そこで今回は、通信制高校とは切っても切れない関係にあるサポート校を選ぶときのポイントを一緒に確認していきましょう。

サポート校 選び方イラストAC

サポート校のメリット・デメリット

はじめに、サポート校のメリット・デメリットを見ていきましょう。サポート校というのは主に、塾や予備校などの民間企業が通信制高校と連携をとりながら運営しています。

学校教育法で高等学校とは認められていないので、卒業に必要な単位を修得することはできません。あくまでも、単位を修得するためのサポートという位置づけになります。

メリットとしては、課題レポートの進捗管理や指導はもちろんのこと、進路相談やメンタルケアについても、きめ細かい対応をしてくれるので途中で挫折しにくい環境を作ることができます。

最近では、美容や福祉、美術・音楽系、パソコンや料理など、専門的な知識や技術が学べるコースも充実してきています。

デメリットとしては、通信制高校とサポート校の2重で学費がかかってしまうことが多いため、どうしても学費が高額になってしまうところです。

 

サポート校を選ぶときの3つポイント

サポート校を選ぶ際は、以下のポイントに気をつけて比較検討するといいでしょう。

  • 通う頻度から選ぶ
  • やりたい事から選ぶ
  • 学費から選ぶ

通う頻度から選ぶ

週に1回のペースや週5回など、サポート校によっても登校回数は様々です。自分のペースも考えて、通える回数かどうかを確認しましょう。

また、登校回数が増えると金額も増えていくので注意が必要です。

やりたい事から選ぶ

メリット・デメリットでも触れたように、サポート校では専門的な知識を学べるコースなどが充実している学校が増えています。自分の夢だったり、学んでみたいことから探してみるのもありです。

学費から選ぶ

サポート校に通うことで通信制高校とダブルで費用がかかるため学費はなるべく抑えたいところです。サポート校によって、通う頻度や専門コースでもだいぶ費用が変わってきます。

いろいろな学校の資料や情報サイトなどを確認しながら、比較検討するようにしましょう。

 

サポート校を選ぶときのポイントまとめ

サポート校を選ぶ際は、通う頻度、やりたいこと、学費は押さえておきたいポイントになります。メリットやデメリットも踏まえた上で、自分に合った最適なサポート校を見つけてくださいね。

埼玉で通信制高校やサポート校を探す際は、「通信制高校 埼玉」などで検索して、“埼玉の通信制高校に特化”した情報サイトなどを参考に比較検討するといいでしょう。ではまた。

高卒認定と高卒資格の違いについて

こんにちは!「埼玉からの通信制高校情報通信」の榊原です。

高校卒業には「高卒資格」と「高卒認定」の言葉は似ていても意味合いが大きく違うものがあります。資格と認定では、どのように意味合いが違うのか?一緒に確認していきましょう。

高卒認定と高卒資格の違いイラストAC

高卒認定と高卒資格の違いとは?

高卒資格というのは、正確には「高等学校卒業資格」といい、“高等学校を卒業しました”、という事実を示してくれる資格になります。

対して、高卒認定というのは、正確には「高等学校卒業程度認定試験」といい、高等学校は卒業していないけど、“高等学校卒業と同等程度の学力であることを認定する”、というものです。

つまり、わかりやすくいうと、高卒資格は高等学校を卒業していることを表し、高卒認定は、高等学校を卒業していないが卒業できる程度の学力はある、ということになります。

 

高卒認定と高卒資格それぞれのメリット

では、高卒認定と高卒資格には、それぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。一緒に見ていきましょう。

高卒資格のメリット

高卒資格のメリットは、以下のようなものがあげられます。

  • 最終学歴が「高校卒業」となる
  • 最終学歴で「就職の幅」が広がる
  • 学力以上の「経験を得る」ことができている
  • 就職活動で「人生経験」が評価されやすくなる

最終学歴が「高卒」となるので、高校卒業程度の学力を得ていることが証明されることになります。

また、学力以外にも高校生活で得た経験や人間関係、コミュニケーションスキルなどは、就職活動をする上でとても有利になります。

高卒認定のメリット

高卒認定のメリットは、以下のようなものがあげられます。

  • 高等学校に通わなくても得ることができる
  • 学習期間が短く、最短数ヶ月で取得できる
  • 認定を受けるための費用が安い

高卒認定の最大のメリットは、「高校に通わなくても良い」ということでしょう。高卒資格は高校に3年以上在籍し、必要な単位を取得しないと得ることができません。

しかし、高卒認定は高校に通わずに、最短数ヶ月程度で取得することができます。高卒認定は、試験にさえ合格すれば取得することができるので、すぐに就職や大学進学等に活かすことができます。

また、高校に通うよりも費用を安く抑えることができ、7科目を受験しても8,500円程度になります。低コストで認定を得ることができるのは大きなメリットといえると思います。

通信制高校の通学スタイルについて

こんにちは!「埼玉からの通信制高校情報通信」の榊原です。

通信制高校にはいくつかの通学スタイルがあります。

全日制高校は週5日の通学が基本となっていて、それ以外の選択肢はありませんが、通信制高校では、自分の生活に合わせて通学のスタイルを選ぶことができるのです。

通信制高校 通学スタイルイラストAC

通信制高校の通学スタイルについて

通信制高校には、以下の通学スタイルがあります。

  • 全日型(週5日通学)
  • 週1日~通学
  • 家庭教師型
  • 自宅学習型(月2回程度通学)

学校によっては採用していない通学スタイルもありますが、基本的にどの学校でも、上記の4つのスタイルのうちのどれかは必ず採用しています。

 

全日型

全日制高校と同じように毎日通学して授業を受けるスタイルになります。ただし、毎日通学するからといっても学年制ではないため必ず3年間で卒業できるとは限りません。

クラスで授業(スクーリング)を受けながらレポートを作成していくのが基本的な学習になります。

週1日~通学

通信制高校の中では、この通学スタイルが最も多いです。

毎日通学する必要がないのが通信制高校のメリットでもあります。自分の時間を自由にとりながら学習を進めていくには、このスタイルが一番良いのかもしれません。

家庭教師型

採用していない通信制高校もありますが、担任の先生が直接自宅に訪問して学習をすすめていくスタイルになります。

自分の部屋なので、リラックスしながら授業をを受けることができます。

自宅学習型(月2回程度の通学)

自宅学習がメインで、通学を最小限にした学習スタイルになります。

ほぼ学校に通う必要がないため、自分の時間を自由に作ることができるので、アルバイト等で社会勉強をしながら学習を進めることもできます。

ただし、学校に通わなければならない日数が年に○○回と決められています。一般的には年20回程度という学校が多いです。

通信制高校に通う理由は多種多様

初めまして!「埼玉からの通信制高校情報通信」の神原です。

埼玉の某通信制高校で講師をしています。以前から、通信制高校についての情報を発信するブログを作成したいと思っていたのですがやっと実現しましたw

これから通信制高校に関する情報をどんどん発信していきますのでどうぞよろしくお願いします。

 

通信制高校と言っても一般的にはあまり馴染みがないように感じますが、年々増加傾向にあって、今では全国に250校以上もあるんですよ。

中学を卒業した後は、全日制高校に進学するのが一般的でしたが、近年を見ると必ずしもそうではないようです。では、どういった人が通信制高校に通っているのでしょうか。一緒に見ていきましょう。

 

通信制高校 通う理由

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通信制高校にはどんな人が通っているのか?

通信制高校にはどんな人が通っているのでしょうか。通う理由は多種多様です。

一昔前までは、全日制高校の学費が払えないといった理由や人間関係などのトラブルで不登校になっていたという理由がありました。

しかし近年では、高校には行かずにスポーツや音楽の道に進みたいといった人も通信制高校に通うようになっています。

また、若いときに高校へ進学ができなかった人や、高校中退で社会に出たが高校を卒業していないと就職に不利なので、高校卒業の資格を取得したいという人も通っています。

 

以下に例として、通信制高校に通っている人の理由を紹介します。

  • 人間関係などのトラブルで地元の高校の進学に抵抗がある
  • 全日制高校に入学したが合わないので転入や編入がしたい
  • 過去に高校を中退してしまい卒業できなかった
  • 若いころに高校に進学することができなかった
  • 芸術活動やスポーツなどをしながら高卒の資格を取得したい
  • 働いたり、子育てしながら高卒の資格を取得したい

このように、通信制高校に通う人には多種多様な理由があるのです。ではまた。